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滝川市立病院
医事課医事係
電話0125-22-4311 内線1114

令和5年度 病院指標


病院指標

医療の質指標


病院指標

1.年齢階級別退院患者数 ファイルをダウンロード
年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~
患者数 24 25 37 80 162 337 718 819 399
 当院を退院した患者様の年齢を10歳刻みの年齢階級別で集計したものです。退院患者年齢層は70代、80代が最も多く、全体の約60%を占めております。
90歳以上も含めると全体の74%になり、前年の71%より増加していることから、地域の高齢化が表れています。
当院は中空知医療圏の中核を担う自治体病院として、今後も地域住民の健康を維持・増進に努めていきます。

2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで) 
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内 科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数転院率平均
年齢
患者用
パス
自院全国
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 79 7.57 2.61 0.00 66.63  
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 77 27.45 17.38 11.69 82.88  
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 49 29.10 20.60 34.69 87.71  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 38 20.08 13.52 21.05 84.97  
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 36 11.97 8.75 13.89 75.42  
 内科の分類別患者数は大腸ポリープの症例が多く、心不全、誤嚥性肺炎の症例が続いています。
高齢の患者様が多く、治療に長い期間を要する場合もあり、在院日数は全国と比較すると長い傾向にあります。
また、当院の内科は各学会の専門医を擁し、心筋梗塞、糖尿病、関節リウマチの診療、消化器疾患の内視鏡的治療などを得意分野としてます。
外科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数転院率平均
年齢
患者用
パス
自院全国
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 30 6.07 4.55 0.00 74.97
060035xx99x6xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 19 4.32 4.42 0.00 75.37
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 16 7.94 6.87 0.00 65.50  
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 14 17.93 15.12 7.14 77.00  
060020xx97x0xx 胃の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 13 16.31 13.55 0.00 71.23  
 外科は消化器疾患が多く、内科をはじめとする他科と連携しながら外科治療を行っています。
分類別患者数は、鼠経ヘルニア、大腸癌、胆嚢炎等の症例が続いています。
上記の集計では鼠経ヘルニアが上位となっていますが、これは診断群分類で集計すると大腸癌は手術の有無や化学療法の使用等により細分化されているためであり当院の外科の患者数は大腸癌が最も多いです。
整形外科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数転院率平均
年齢
患者用
パス
自院全国
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 165 28.78 25.50 50.91 84.25
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 46 27.89 19.34 43.48 84.24  
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 39 6.05 4.76 0.00 73.67
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 30 31.87 21.96 0.00 76.17  
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 23 22.61 18.32 0.00 66.57  
 整形外科は、大腿骨の骨折に対し手術を実施した症例が最も多く165件となっています。
次いで胸椎・腰椎骨折、前腕の骨折の順で続いています。
全国の平均在院日数と比較すると多くの症例で当院の方が長い傾向にあります。
泌尿器科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数転院率平均
年齢
患者用
パス
自院全国
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 40 2.20 2.44 0.00 71.35
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 28 6.07 5.22 0.00 67.21
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 22 13.45 13.52 4.55 77.09  
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 14 7.57 6.85 7.14 77.00  
110420xx02xxxx 水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 13 4.23 4.02 0.00 75.85  
 泌尿器科は、前立腺悪性腫瘍、尿路結石、急性腎盂腎炎の順で多くなっています。
主に泌尿器科一般(排尿障害、尿路結石症、感染症など)、泌尿器悪性腫瘍、慢性腎臓病(保存期腎不全、血液透析)などの治療を行っています。
耳鼻咽喉科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数転院率平均
年齢
患者用
パス
自院全国
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 13 4.85 5.51 7.69 52.46  
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - 4.73 - -  
030428xxxxxxxx 突発性難聴 - - 8.55 - -  
030240xx97xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 その他の手術あり - - 8.37 - -  
100020xx010xxx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術・処置等1なし - - 7.94 - -  
  耳鼻咽喉科では急性扁桃炎で入院される方が多くなっています。中空知地域で、耳鼻咽喉科の常勤医がいる総合病院は当院を含め2つだけになるため、近隣の市町から急性扁桃腺炎など入院治療が必要な患者様の紹介を受け入れるとともに中耳炎や慢性副鼻腔炎、耳下腺腫瘍や甲状腺腫瘍などの治療も行っています。

3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数 
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 初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage IStage IIStage IIIStage IV不明
胃癌 - - 12 10 - - 1 8
大腸癌 10 14 10 31 - 26 1 8
乳癌 - - - - - - - -
肺癌 - - - - - - - -
肝癌 - - - - - - - -
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
 UICC病期分類とは国際対がん連合(UICC)によって定められた①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つの要素によって各癌をstageI(早期)~stageⅣ(末期)の4期に分類したものです。5大癌では大腸癌が最も多く治療を行っています。また、当院は検診事業にも取り組んでおり、早期回復を目指し職員一丸となって治療を行っています。

4.成人市中肺炎の重症度別患者数等 
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 患者数平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 31 18.77 81.35
重症 14 31.79 83.64
超重症 - - -
不明 - - -
 成人市中肺炎とは、20歳以上で日常生活をしていた方が発症した肺炎のことをいいます。年齢が高い方が重症化しやすく治療期間も長くなる傾向にあります。
当院では中等度の患者に次いで重症の患者が多く、平均年齢が80歳以上であり、高齢の患者様の治療を多く行っています。

5.脳梗塞の患者数等 
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発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
- - - - -
 当院は脳梗塞の患者数が10未満のため表示を「-(ハイフン)」としています。
6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)  ファイルをダウンロード
内科
Kコード名称患者数平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率平均
年齢
患者用
パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 80 1.14 5.45 0.00 67.68  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 27 2.00 17.48 14.81 84.30  
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 22 5.32 11.50 4.55 82.86  
K6872 内視鏡的乳頭切開術 胆道砕石術を伴うもの 19 3.32 16.79 15.79 75.53  
K654 内視鏡的消化管止血術 16 1.63 23.50 18.75 72.63  
 内科は大腸ポリープ切除術や胆道ステント留置術などの内視鏡を使用した手術や、ペースメーカー移植術といった循環器手術の実施が多く、次いで内視鏡的乳頭切開術、内視鏡的消化管止血術などの手術を実施しています。
外科
Kコード名称患者数平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率平均
年齢
患者用
パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 29 1.69 3.59 0.00 74.52
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 20 2.55 7.15 0.00 67.85
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 17 4.29 14.29 5.88 76.71  
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 13 2.85 3.08 0.00 72.38  
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの - - - - -  
 当院の外科では腹腔鏡下における手術により患者様の負担が少ない治療を多く行っています。
その中でも鼠経ヘルニア手術、胆のう摘出術、結腸悪性腫瘍切除術を多く実施しています。
整形外科
Kコード名称患者数平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率平均
年齢
患者用
パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 119 2.53 25.08 47.06 85.20
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 59 6.00 25.10 52.54 80.66  
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 51 1.98 31.12 3.92 73.88
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 49 1.49 6.67 2.04 70.49
K0732 関節内骨折観血的手術 胸鎖、手、足 29 1.83 9.21 0.00 73.07  
 整形外科では大腿骨骨折に対する手術が多い状況です。また、全体的に平均年齢が高く、高齢の方が多い手術ほど転院率も高い傾向があります。
近隣の多くの病院から手術を必要とする患者様を ご紹介いただいており、手術件数は年間700件以上あります。
泌尿器科
Kコード名称患者数平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率平均
年齢
患者用
パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 37 1.22 7.22 0.00 75.78  
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 21 1.90 5.29 14.29 77.00
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 19 3.89 4.11 0.00 66.58  
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの - - - - -
K797 膀胱内凝血除去術 - - - - -  
 泌尿器科は経尿道的尿管ステント留置術が最も多く、前年度より増加傾向にあります。次いで膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)、経尿道的尿路結石除去術の順に多いです。

7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
 
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DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 13 0.50
180010 敗血症 同一 - -
異なる 16 0.61
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 12 0.46
異なる - -
 入院契機となった傷病と異なるということは、何らかの影響で入院後にこれらの疾患を発症してしまったことを指します。また、発生率については全退院患者数に対する症例数から算出しています。手術・処置等の合併症は昨年の症例数より1件減少し、発生率は0.49から0.46と減少しています。

医療の質指標

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
433 425 98.15
肺血栓塞栓症は下肢の深部にできた血栓(深部静脈血栓)が血流によって運ばれ肺動脈を閉塞させてしまう疾患で重篤な場合には死に至ることもあります。肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者に対して予防方法として弾性ストッキングの着用や抗凝固療法は高い実施率が望ましいとされています。

血液培養2セット実施率 ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母)血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
746 659 88.34
病原菌は血流中に常時存在するわけではないため1セットの検査では原因菌を検出できる確率が限られています。血液培養を2セット施行することで検出率を高めることができます。また、多くの病原体へ効果のある抗菌薬を使用し続けると耐性菌が出現しやすくなります。感染症を起こしている病原体を2セット以上の血液培養検査にて特定することで、より対象の菌のみに対して有効な抗菌薬を選択することで効率のよい治療となり、耐性菌が生じにくくなることに繋がるため高い実施率が望ましいとされています。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
328 256 78.05
近年、幅広い菌種に効果を有する抗菌薬(広域スペクトル抗菌薬)に耐性のある菌が出現し、難治症例が増加していることが世界的に問題となっています。抗菌薬の適正使用には正確な微生物学的診断が重要であるため、細菌培養実施率は高い方が望ましいとされています。

更新履歴
2024年9月19日
令和5年度病院指標を公開
最終更新年月日:2024.09.19
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