看護師の仕事

カンガルーの会

院内保育所「ゆめみな」

認定看護師の紹介

 滝川市立病院看護部は、質の高い看護を提供する専門の認定看護師を育成しています。

 滝川市立病院では、通算3年以上その分野の専門的な活動実績があり、その分野の認定看護師として活動することを本人が希望し、上司の推薦が得られた場合、推薦されます。
 また、看護部長が推薦し病院長が認めた者について、認定看護師の受験を公務での出張と認め、受験費用、研修費用を始め研修期間中の給与も全額支給されます。



CN(認定看護師)の会ニュースはこちらをご覧ください。 

 


 認定看護師は実践、指導、教育の役割があります。さらにがん化学療法看護認定看護師には以下の役割が求められています。

1.がん化学療法、薬剤の知識をもち患者に対し個別的なケアを計画、実施する。

 個別的なケアは認定看護師として最も重要な役割になります。抗がん剤は作用も副作用も強い薬剤なので特性や注意点、副作用について充分理解した上で投与を行います。セルフケアの指導は患者様の年齢層もさまざまなので、個別的なケアの実施が求められています。

2.他の看護職に対し実践に関する指導、相談を受ける。

 当院では入院による化学療法も行っています。病棟看護師が困ったことなどあれば、病棟訪問を行い相談を受けたり指導を行ったりしています。

3.医師や薬剤師との効果的な連携を取りながら、副作用に対する症状マネジメントを実践する。

 当院では化学療法委員会を開いており、医師、薬剤師、事務、看護師が集まり話し合いを行っています。看護師の立場でより安全な化学療法を実施できるよう他職種とも連携を取っています。
 当院にはがん化学療法看護認定看護師は私1人なので、興味のある方ぜひ一緒に活動をしてみませんか?




 
 感染管理認定看護師の役割は、日々病院の中で起こる感染症の種類や数を把握し、それを広げないための対策を職員と共に実践していくことです。また、新型コロナウイルス等の新たな感染症に対し、正しい情報や根拠に基づいた対策を職員へ提供する役割があります。感染を予防していくには、一人の力だけでは成果は得られません。そのためには、他職種と連携し、院内全体で取り組んでいくことが重要です。当院の感染制御部門には感染制御チーム(ICT)の他、各部署から選出された感染制御マネジャー(ICM)が所属しています。メンバーは、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師等あらゆる職種で構成されており、各々専門的知識を生かし、感染制御における実践活動の中心として活躍しています。感染管理認定看護師はICT、ICMの一員として共同しながら医療関連サーベイランス、感染防止ラウンド、職員教育、マニュアル作成や評価等を行っております。また、地域施設とのラウンドやカンファレンスを通じ、新たな感染症に対応するための地域やスキルの共有に努めております。
 自施設の中だけに留まらず、地域住民の皆様の安全確保に向け貢献できるように取り組んで参ります。




 
 皮膚・排泄ケア認定看護師は、創傷・オストミー・失禁分野の看護を行います。  創傷は、褥瘡(床ずれ)やけが、手術などのキズについて、オストミーはストーマについて、失禁は、便や尿の排泄についてのケアです。スキンケアを基礎としています。
 現在は、外来に勤務し、院内の褥瘡対策委員会の一員としても活動しています。
 褥瘡(床ずれ)は、予防や治すための環境を整えることが必要であり、それは一人では十分なケアが行えません。普段関わっている看護師や医師・薬剤師・栄養士・検査技師・理学療法士の方々とともに、実際のケアや指導・評価を行います。外来においても、ご家族や施設の方への指導や相談を行います。
 ストーマについては、ストーマ外来は開設していませんが、外科や泌尿器科などの外来や病棟を通じて相談を受け、ストーマを持つ患者様(オストメイト)と一緒に、より快適な生活を送れるよう話をしたり工夫をしたりしています。
 今後も、院内のスタッフと協力して褥瘡の予防に努めるとともに、患者さんの苦痛をできるだけ軽減できるようケアを行っていきたいと思います。また、限られた時間ではありますが、オストメイトが相談できる場としても活動していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。




 認知症認定看護師の役割は認知症の方が安心して安全に日常生活が送れるように療養環境を整えること、意思を尊重して権利を守ること、意思決定を支援すること、家族の心の支えとなることです。急速に高齢化が進み、認知症あるいは認知症の予備軍は65歳以上で4分の1以上にのぼると言われています。当院でも通院や入院されている方は75歳以上の後期高齢者が多く、発熱や痛みなどの様々な苦痛を抱えて来られます。普段は認知機能に問題がなくても、体調の悪化や環境の変化から何らかの症状が見られることがあります。認知症の病態や経過を知ることは適切なケアに結びつき、認知症の進行や高齢者の不安を最小限に出来ると考えており、安心して療養できるよう正しい知識をもって対応できるようスタッフの育成にも力を入れています。




最終更新年月日:2023.05.08
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