放射線科
私たちが取り扱う範囲は、放射線を利用した画像診断が主です。
画像診断の領域は、胸部や骨などの単純写真(いわゆるレントゲン写真)から、X線TV(X線を用いて身体を透視する装置)を用いるさまざまな検査(例えば消化管の造影検査など)、コンピュータ断層撮影(CT)、磁気共鳴断層撮影(MRI)、血管撮影(DSA)など、多岐に亘っています。
この他、放射性同位元素(RI)を利用して諸臓器の画像を作成する核医学検査や、骨粗鬆症診断のための骨塩定量検査(骨に含まれるカルシウム量の計測)も取り扱っています。
当科は、専任の医師1名、診療放射線技師11名、助手2名、計14名で構成されています
画像診断とは何でしょうか。
簡単に言えば、人間の体内の状態を画像として表現し、病気を診断する方法です。がんや炎症、出血、血管の病気などが主な対象です。この画像診断を専門に行っているのが「放射線診断医」です。
しかし正確には画像診断医です。 なぜかと言うと、現在の放射線科の対象検査は、一般撮影をはじめMRI、CT、超音波検査、消化管造影、血管撮影と多岐にわたりますが、これらのうちMRIと超音波検査は放射線を使わない検査だからです。 なお画像診断医も治療を直接行うことがあります。 それはIVRの分野です。IVR(Interventional Radiology)とは画像診断法を用いて治療を行うことで、具体的には、血管内にカテーテル(極めて細い管)を入れて、抗がん剤の注入や腫瘍血管の血行を遮断したり、動脈硬化などで狭くなった血管を拡げたりします。
エックス線を使い、レントゲン写真を撮ります。
撮影する部位が多い場合は、検査時間も長くなります。
TVモニターで体の透視像をリアルタイムに見ながら検査する装置です。
代表的な検査としては、造影剤を使用して消化管造影検査、尿路造影検査、脊髄腔造影検査、胆道造影検査があります。
乳癌の早期発見に絶対的な威力を発揮する乳房専用X線撮影装置です。微細な石灰化を精度よく発見できる2種類のX線陽極と2種類のフィルタを持っている高性能の機種です。
マンモグラフィ撮影は、2名の女性技師で対応しています。
超音波を利用した、乳腺や甲状腺などの体表部位に適した検査です。放射線科内の検査装置で放射線被ばくを伴わない検査の一つです。
空知管内で数台しか導入されていない、日立アロカメディカル社製のハイスペック装置を使用。
エックス線を使用し、体の細かい輪切りの写真を撮影します。お腹を撮影する時や、造影剤を使用する検査の時は絶食が必要になります。
強い磁石と電波を使用し、身体の細かい輪切りの写真を撮影します。MRI検査を受けるときは、安全のために検査衣に着替えていただいております。
検査内容によっては造影剤を使用することがあります。
血管の中に細い管(カテーテル)を通し、そこから造影剤を入れて血管の撮影をします。
IVRとは、そのカテーテルから治療器具などを入れて治療を行うことを言います。外科手術とは違い、低侵襲で迅速に処置・治療を行えることがメリットです。
検査を受ける方は、入院していただく必要があります。
弱い放射線を出す薬を注射し、しばらく時間をおくと体の特定の臓器に薬が集まります。それを測定して写真にする検査です。
検査の内容により薬が集まる時間が違いますので、予約の際にご確認ください。
エックス線を使用し、骨の密度(骨塩量)を測定します。
主に、腰椎や股関節部で測定します。その部位に金属や湿布などがあると測定の妨げになりますので、外していただきます。
衝撃波を利用して、腎結石や尿管結石などの結石を細かく砕きます。治療の際には先に泌尿器科を受診していただきます。
画像診断の領域は、胸部や骨などの単純写真(いわゆるレントゲン写真)から、X線TV(X線を用いて身体を透視する装置)を用いるさまざまな検査(例えば消化管の造影検査など)、コンピュータ断層撮影(CT)、磁気共鳴断層撮影(MRI)、血管撮影(DSA)など、多岐に亘っています。
この他、放射性同位元素(RI)を利用して諸臓器の画像を作成する核医学検査や、骨粗鬆症診断のための骨塩定量検査(骨に含まれるカルシウム量の計測)も取り扱っています。
スタッフ紹介
科長 花岡秀人《日本医学放射線学会認定専門医、肺がんCT検診認定医師、 日本医学放射線学会 研修指導者》 技師長 山平和孝 副技師長 菅原竜太、安江 猛 主任技師 鈴木良伯、田畑基樹 技師 宮村雄紀、品田大成、西部樹、原子航世 田中秀治、平間杏奈 |
画像診断とは
簡単に言えば、人間の体内の状態を画像として表現し、病気を診断する方法です。がんや炎症、出血、血管の病気などが主な対象です。この画像診断を専門に行っているのが「放射線診断医」です。
しかし正確には画像診断医です。 なぜかと言うと、現在の放射線科の対象検査は、一般撮影をはじめMRI、CT、超音波検査、消化管造影、血管撮影と多岐にわたりますが、これらのうちMRIと超音波検査は放射線を使わない検査だからです。 なお画像診断医も治療を直接行うことがあります。 それはIVRの分野です。IVR(Interventional Radiology)とは画像診断法を用いて治療を行うことで、具体的には、血管内にカテーテル(極めて細い管)を入れて、抗がん剤の注入や腫瘍血管の血行を遮断したり、動脈硬化などで狭くなった血管を拡げたりします。
一般エックス線検査
撮影する部位が多い場合は、検査時間も長くなります。
消化管造影(バリウム)検査
代表的な検査としては、造影剤を使用して消化管造影検査、尿路造影検査、脊髄腔造影検査、胆道造影検査があります。
マンモグラフイー(乳房エックス線検査)
マンモグラフィ撮影は、2名の女性技師で対応しています。
超音波(エコー)検査
空知管内で数台しか導入されていない、日立アロカメディカル社製のハイスペック装置を使用。
CT(コンピュータ断層撮影)検査
MRI(磁気共鳴断層撮影)検査
検査内容によっては造影剤を使用することがあります。
DSA(血管撮影)、IVR(画像下治療)
IVRとは、そのカテーテルから治療器具などを入れて治療を行うことを言います。外科手術とは違い、低侵襲で迅速に処置・治療を行えることがメリットです。
検査を受ける方は、入院していただく必要があります。
RI(核医学)検査
検査の内容により薬が集まる時間が違いますので、予約の際にご確認ください。
骨密度測定検査
主に、腰椎や股関節部で測定します。その部位に金属や湿布などがあると測定の妨げになりますので、外していただきます。
ESWL(体外衝撃波結石破砕術)
最終更新年月日:2023.04.13